感情があるから人生を楽しめる

生きていれば、毎日いろいろなことが起こります。また、たくさんの情報が入ってきます。

それらの刺激に接するたびに、心はコロコロと動きます。

モヤモヤしたり、イライラしたり、ドキドキしたり、ワクワクしたり……。

うれしい、悲しい、楽いしい、くやしいなどいろいろな感情が湧きあがってきます。

不安になったり、心配になったりもします。

こんな心の動きがあるからこそ、生きていることを実感できて、楽しいのかもしれませんね。

穏やかで、豊かで、ゆったりとした日々を過ごせるにこしたことはありません。

けれど少なくとも、なんの変化もなく感情の動くことのない、退屈な時間を過ごしているより楽しいのではないでしょうか。

感情は自分だけの宝物

私たちは個を体験するために、肉体をもって生まれてきた存在です。

肉体をもって個として生きているからこそ、感情を感じることができるのです。

そんなふうに考えてみると、感情がとても大切なものに思えてきます。

喜びも、悲しみも、楽しさも、怒りも、自分の世界のなかでのみ起こっています。

誰かと感情を共有することはできません。まさに自分だけのものです。

だからこそ、誰かとわかり合いたい、響き合いたい、共感し合いたいと願うのだと思います。

そして通じ合ったときに、喜びを感じることができるのです。

自分自身とのつながり、他者とのつながりを体感させてくれるのが感情です。

たとえそれがどんなものであっても、すべての感情が、大切な役割を担っています。

それに気づくことができたら、感情が人生に彩を添えてくれる自分だけの大切な宝物に思えるのではないでしょうか。

感じることを避けていると本当の自分を見失ってしまう

そうは言っても、つらい状況のなかにあって、感情を楽しいなどと思えないときもあります。

ネガティブな感情ばかりを感じていたり、いつまでも居座られていたら苦しいし、エネルギーレベルが下がって、やる気もなくなってしまいます。

免疫力も下がって健康にも悪影響です。

ですからいくら大切だとしても、ネガティブな感情はできるだけ感じたくないし、素早く手放したいと思ってしまうのも当然です。

けれど、自分の素直な感情をしっかりと受け止める前に見て見ぬふりをしたり、抑圧してなかったことにしたのでは、なんのために感情があるのかわからなくなってしまいます。

そうでなくても、自分の情けないところやみじめなところは、なかなか受け入れることができないものです。

そのため、無意識のうちにネガティブな感情を感じることを避け、大丈夫と自分に言い聞かせて思い込もうとすることを、ポジティブシンキングだと勘違いしてしまうことも多いようです。

けれどネガティブな感情を避けつづけていると、自分が何を感じているのか、何をしたいのか、何を願っているのかがわからなくなって、本当の自分を見失ってしまいます。

潜在意識を味方につける

最近では、「引き寄せの法則」や「思考が現実を創っている」という話が、一般にも広く知られるようになりました。

夢や希望が、思考を使うことで叶うというわけです。

これはスピリチュアルの話の夢物語ではなく、科学的にも証明されていることです。

ただし引き寄せの法則は、何かを願ったときにだけ発動されるものではなく、つねにその人が発している思考や感情に合わせて起きています。

本人にその自覚がなくても、思考や感情を使って現実を創っているということになるわけです。

だとすると、理想的な人生を送るためには、日頃から自分が何を考え、何を感じているかを知っていることが重要になってきます。

ところが、自分で認識することのできる顕在意識は、5%くらいしかありません。

残りの約95%が無自覚で認識することのできない潜在意識のなかにあって、この潜在意識と顕在意識の総和で現実は創られていきます。

潜在意識は、たくさんの機能や能力、叡智があってとてもパワフルです。

ですから潜在意識が、顕在意識と同じ方向を向いていることが、思い通りの人生を歩めるかどうかの鍵になります。

この潜在意識を味方につけることができれば、願いが叶いやすくなるだけでなく、魂の願う本来の生き方もできるようになるのです。

感情は重要な心のお知らせセンサー

そこで潜在意識のなかにどんな思考が入っているか知るために、感情が、心のお知らせセンサーとして重要な役割を担うことになります。

潜在意識と顕在意識が手を携えて同じ方向に進むとき、ワクワクしたり、ウキウキしたり、うれしい楽しいといった気分を味わうことができます。

反対に、潜在意識が顕在意識が違う方向を向いていると、思いどおりに事は運ばず、ネガティブな感情を味わうことになってしまいます。

感情が潜在意識の向いている方向を示してくれているのですが、ネガティブな感情を見過ごしたり、抑圧したりしてしまうと、どちらを向いているのか気づくことができません。

そのため違う方向を向くふたつの意識の間で、堂々巡りにはまったり、葛藤を引き起こしたり、努力してもなかなかへ前へ進むことができなくなります。

固定観念と思い込みを手放す

私たちの潜在意識のなかには、自分でも気づいていない固定観念や思い込みが根深く、たくさん詰まっています。

これらの多くは、子どもの頃に親や周りの大人たちからしつけや教育として、教えられたり、言われつづけたことが基礎となって形成されています。

親や大人たちは、子どもに生きづらさを味わわせたくないという愛情から、安全で、無難で、常識的な生き方を教え込もうとします。

そしてこの教えは、成長過程の体験をとおして、強化されたり、変化したりを繰り返しながら、潜在意思のなかに固定観念や思い込みとして溜まっていきます。

溜まったものをそのまま放置しておくと、自分では気づかないまま、思考や行動に影響を与えます。

しかも固定観念や思い込みのほとんどは、今の思いや願いとは違う方向を向いています。

ですから不要になったものは、溜め込まずに手放していかなくてはいけません。

けれど、意識的に気づいて手放さない限り、いつまでも居座りつづけます。

理想とするよりよい人生を歩むためにも、魂の望む本来の自分を生きるためにも、固定観念や思い込みを意識的に手放す必要があります。

そのためにも、自分が何を感じているか、かすかな感情も見逃さずに感じていくことはとても大切なことなのです。

心クリアリング

心クリアリングは、潜在意識のなかの不要になった観念を手放してクリアにしていく作業です。

感情を意識的に、しっかりとていねいに感じきること、見ていくことで、その原因である固定観念や思い込みを見つけて、解放して、整えていくことができます。

アファメーション(自分に対する肯定的な宣言)などで、セルフイメージを高めたり、新しい観念を取り入れる場合でも、内側がクリアに整っているほうが取り込みやすくなります。

ただし、長い時間をかけて身につけてきたものを手放すわけですから焦りは禁物です。

焦ると自分のあら探しのようになって、かえってつらくなるので気をつける必要があります。

まずは感情がでてきたら、正しい、間違っていると判断せず、そう感じてしまうのも仕方がないと、共感して、認めて受け入れます。

それから、なぜそう感じてしまうのか、優しくじっくりと自分と対話していきます。

これをつづけていると、自分がそんなふうに思っていたのかと驚くような固定観念や思い込みが見つかることがあります。

また、理由はわからなくても、不思議なことに自然に心がほぐれていきます。

こうして、心がクリアになってくると、本当の自分が見えてきます。

今ここの純粋な体験ができるようになります。

外側からの刺激に無意識で反応する人生から、自分の内側とつながって意識的に創造する人生に変わっていきます。

心クリアリングをして、人生を意識的に創造し始めると毎日が輝きだします。

お読みいただきまして、ありがとうございました。
糸かけ曼荼羅など、無心で手作業をすることも心をクリアにしてくれます。

心の探求を始めたきっかけについては、別ページに掲載しています。

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